vicoworld

2024/10/16 17:14


【びこからの一言】
⚠このブログではびこの人間としてのストーリー体験を
なんのフィルターや綺麗事もなく、正直にシェアします。
びこの経験をこのように伝えることで
この文章を読んだ人が
自分へのジャッチや制限、
『こう在らなければいけない』
というような縛りから解放されることを願って。
そして、私自身を解放させるプロセスとしてい
この場を借りて綴らせていただきます。


BABY、私を選んでくれてありがとう。
もうすでに心から愛している。


2020年10月1日 ベルリン。
この日は満月だった。
付き合っていた彼と別れて丁度10日経ったところだった。
私は別れを決めて新しい人生のチャプターを始めようと
ワクワクしていたところ、
なぜか彼と二週間ちょっと前にセックスした時に
なんだか体の中で二つのエネルギーが蛇のように
巻き付いた感覚の記憶が蘇ってきた。



その日、私は彼に『私今日絶対妊娠した!』って言ったのだが
彼は『それは絶対ありえない』って笑いながら私の話を流していた。

現実的に妊娠はありえないというのはわかってたけど、
なぜその瞬間のビジョンが出てきたんだろう・・・
って思いながら

なんとなく妊婦検査薬を買ってその晩テストしてみた。



『+』。陽性だった。



ショックすぎて一瞬思考停止。
次に出てきたのが
『私の人生終わった…』

『今の別れたタイミングで妊娠したらどっちの判断をするにしても自分のプラン通りに人生がうまくいかない』


そしてその次に出てきたのが
『こんなピュアな魂が私をお母さんに選んで生まれてこようとしてくれてるのになんで私はこんなにも自己中なんだろう。』
『こんな自己中な私に母親になんてなれるのか・・』
『普通どんな状況であっても喜びが一番に出てくるはずじゃないの?』
という罪悪感からくるジャッジの声。


とりあえず、彼に電話しようと電話をかけたのが夜中3時だった。

彼に『妊娠している』と伝えると、
落ち着いた声で


『ちゃんと確認した…?』
『で、どうしたいの…?』

その時の私にとっては
なにその反応?!
おろして欲しいの?
というかなんでこんな人ごとなの?

と思うような反応で
1人でこの大きな”問題” に
立ち向かってるようで心細くなって
彼の子供を妊娠してしまった私を責めたり
赤ちゃんに彼のDNAが入ってると思うと
なぜか嫌な気持ちになったし、

この決断は私一人でするもので
中絶するなら赤ちゃんに対しての一生の罪悪感に向き合わなければならないし、
産むとしたら生まれる前からシングルマザーになる。
そんな決断は私にとって大きすぎて
決断そのものに踏み潰されそうだった。


それだけじゃなくて
妊娠を喜ばず、こんな反応をしている私に
計り知れない罪悪感を感じたし
私は子供にとっていい母親であれるのか?
と私は全く母親になる勇気がなかった。

ここには書ききれないほどの
責める声・ジャッチの声・被害者の声etc
が聞こえてきてどうしたらいいかわからなくなった。


彼と別れてから、自分の人生に対してものすごく楽観的に
将来を楽しみにしていた私にとって、
この妊娠は人生で初めてコントロールを
完全に失った出来事だった。


『起こるべきことしか起こらない』
これを痛いほど知っているのに
今の状況を受け入れたくない私。

そしてどう受け入れようとしても
その時の私には不可能だった。
涙が何も考えなくても溢れるように出てきて
自分の中がからっぼになったような感覚になった。

こんなに長時間涙だけ静かに流れてたことがあるかな?
何時間も泣いて、泣き止んだと思ったら
意味やきっかけもなく2分後に涙が溢れてくる。

この繰り返しでベッドの上でぼーっとしながら
自分に『ハートよ。どうすべきか教えて。答えを受け入れるから』
と聞いてみたけど今までないくらい自分自身のスピリットと 遮断されていて、なんの声も聞こえない。
ガイドの声も聞こえない。
ダウンロードも入ってこない。

何も聞こえないのはこの目覚めのジャーニーを始めて
初めてのことだった。



しばらくすると、自分の中から
『これでも人に幸せのあり方なんて教えられる立場なのか?』
『なんでも解決法を知ってるはずじゃないの?』
『自分の人生もうまく創造できないで誰が私の話なんて聞くの?詐欺師。』

という声も聞こえてきて、
今の自分の役割をこれを機にやめようとも思った。
自分のマインドにズタズタにされて、
胸が痛くて、
涙が毎分流れて
BABYに『ごめん』って何回も心の中で呟いてた。


その日、ベルリンに住んでいるママに
妊娠していることを伝えて、
妊娠検査薬を念のため買ってもらって
もう一回検査してみた。


やっぱり、陽性。


やっぱりかぁーと思いながら
ママとアパートメントのバルコニーに座りながら
ママとタバコを吸った。
タバコを吸うなんてどんな母親だ
ってジャッジされるかと思ったら
ママは全く私のことをジャッチしなかった。

しかも、話を聞いてくれて
どうしたらいいっていうのを強要せずに
ママはママの体験を伝えてくれた。
ママの優しさに値しない自分を
ママは自分なりに全力でサポートしてくれた。

なんでも私がしたいことを一緒にしてくれて、
なんのジャッチもなく話を聞いてくれて
一人で育てていく覚悟ができないという私に、
『男いなくても一人で絶対どうにかなるヤ!ママもサポートもするヤシ!』
って言ってくれて

もう9年間海外で一人暮らしをしていたから
忘れていたけど、
ママってこんなに優しかったんだって
また違う種類の涙が流れた。
この優しさに値しない自分がいながら。
いろんな感情が入り混じった中で
この涙の時は胸が痛くならなかった。


で私のことをこんなに無条件に愛してくれてたんだ
って実感して今まで冷たいことを言ったりして
悪かったなって反省もした。


何日かママと喋って、
とりあえず、中絶はドイツでは違法だから、
病院と、非営利団体のカウンセラーからの法的な許可が降りて
そして考える時間を3日取らないと
中絶ができないとのことだったので、
いつでも決められるようにとりあえず病院とカウンセラーのもとへ行った。
ベルリンの産婦人科はどこもいっぱいで、
唯一近くで空いているところをママが見つけてくれたので
そのクリニックへ行った。


赤ちゃんの写真がいっぱい貼ってある・・・・。
幸せそうなお母さんの顔。
家族からお医者さんへのありがとうの手紙。

それを見ながら
私はおろすつもりで来ている自分を
責める時間になった。

一時間ほど待って、診察室に入ると
忙しそうな様子の女の先生に今日はどういう用件で?
と聞かれたので、説明すると、
おっけい、おっけい、
と言いながら、淡々と慣れた手つきで
エコーの写真を撮られると、



ちっちゃい豆みたいな点が写ってた。
こんなちっちゃいの?

なんかちっちゃすぎて思ったよりもっと
ピュアに見えた。
しかも、私を選んでもう私の体に
物理的にいるんだ・・・
っていうリアルなのかリアルじゃないのか
よくわからない実感。

診断椅子で泣いていないふりをしながらまた涙が流れる。

その後、
おろすなら、何日以内に決めると
ピルでいけるから
と言われ診察が終わった。

こんな簡単に命って降ろされるんだと
腹立たしい気持ちになっては
あぁ、私こそこの命に対する扱いの原因だって
また自分を責めた。


家に帰って、またぼーっとして
ママに『で、どうしたいヤ?』
って聞かれて
『決めるのに時間が必要』
って答えた。


それから私はアパートメントから一歩も出ず、
ベットからも、トイレや水を飲むためだけ出て
色々と考えていた。


あまり時間がないのもわかっていたけど、
1日1日一瞬で過ぎて
ベッドで彼と電話で喋ったりしてみたけど、
私が脆すぎて涙の喧嘩になって切って終わり
というような会話を繰り返し、

決断下すサポートをしたいと
彼がウクライナからベルリンに来てくれたんだけど、
彼も振られて傷ついているのがあったので
私の気持ちを汲む余裕がなかった。
結局全く関係ない話で責められて
喧嘩に発展してほしくないから
途中で話をやめる。


でも私はそんな彼の様子を見ながら
『なんでこの人自分のことしか考えてないの?どこに私に対してのケアがあるの?』
ってなって結局喧嘩ばかり。

朝起きてぼーっとしたり泣いたり。
昼は彼が来て喧嘩して、
夕方からまたベッドで喪失感の中で過ごすというルーティンを
2週間ほどし、


ああ。。これが鬱か。


と思った時、
なぜか鬱の人の気持ちがわかってありがたい
と思う感謝の気持ちが出てきた。

何もかもどうでも良くなって
人生のプランもなくなり
創造主としての意欲もなくなり
今までの自分も無くなった。
自分ってこんなにも無力だったんだってことも実感し
どん底をついたような音が自分の中でした。
もう身を預けようと決心した。


その瞬間、 妊娠発覚前に何度もハマって聞いていた曲の歌詞からメッセージが聞こえた。
You should let me love you
僕 / 私に愛させて
・・・・

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